事前の相続税シミュレーションが、円満相続のコツです!| 東京の事業承継M&A会社:東京・横浜・千葉・埼玉・大阪を中心に活動/事業承継/企業再編/M&A/合併/企業買収/分割/会社清算/相続/贈与
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事前の相続税シミュレーションが、円満相続のコツです!
・相続税シミュレーションは、早ければ早いほど吉
・二次相続も忘れずにシミュレーション
≪損≫
≪得≫
相続税のシミュレーションを何もしていなかったら?
経営者が事業承継において、必ずやっておくべきこととして、「相続税シミュレーション」が挙げられます。
もし、事前に相続税のシミュレーションを全く行っていないとすると、どうなるでしょうか。多額の相続税がかかるにもかかわらず、納税資金が全く足りないということになるかもしれません。そうなれば、もうそこから節税対策をすることは、もちろんできません。
最悪、自宅を売却して納税する、といった事態になる可能性もあります。そうなれば、円満な遺産分割も難しくなってきます。未分割のままでは、相続税の計算において各種優遇措置を受けることができなくなり、それでなくても高い相続税はますます高くなってしまいます。
とにかく今すぐ、相続税の試算を!
上記のような最悪の事態を招かないようにするためには、とにかく少しでも早く、ご自身の相続税を一度試算してみることをお勧めします。早ければ早いほど、相続発生までの期間が長くなり、打てる対策のバリエーションも増えますから、有利になります。
あくまでも相続税のシミュレーションですから、数字は分かる範囲の概算で全く構いません。国税庁のホームページには、自分で相続税のシミュレーションが簡単にできるページ(「相続税の申告要否判定コーナー」)が用意されていますので、それを活用するのもいいでしょう。
相続税のおおよその金額がわかれば、手持ちの現預金で相続税を支払えるのかどうかがわかります。もし、その時点で納税資金が足りないとしても、事前にそれを知ることができれば、相続までに納税資金対策を考えることができます。
また、相続税を試算する際は、自分が亡くなった後の配偶者の相続(これを「二次相続」といいます)もシミュレーションしておいて下さい。相続対策は、一次相続と二次相続のトータルで考えることが重要です。
(「相続税の申告要否判定コーナー」国税庁)
https://www.keisan.nta.go.jp/sozoku/yohihantei/top#bsctrl
※上記クリックしても下図の画面へ飛べない場合、URLをコピーし、直接貼り付けて検索してみて下さい。
2018.8.1執筆
(注)執筆当時の法律に基づいて書いていますのでご利用は自己責任でお願いします。
今村 仁
「節税は義務、納税は権利」がモットーです。
自分の半生について、取材を受けました。