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事業承継で最も大事なのは、"大局観"

・細かいことにこだわりすぎず、大局観を見失わない

・本当に重要なことは何かを問い続ける

 

大局観を見失わないこと

 

その一言が、事業承継を失敗させる

事業承継で大切なことは、テクニカルな知識でもアクロバティックな技術でもありません。事業承継には「ヒト・モノ・カネ」と様々な要素がありますが、逆に、これをやってはいけない、言ってはいけないということが、事業承継にはあります。他の要素をどれだけ万全に整えたとしても、経営者のその一言で事業承継が台無しになる、ということが現場では起こりえます。 大事なのは、経営者自らが日ごろから発する言葉や態度なのです。


次のような言葉、ついつい発してしまったことはありませんか?

四角形: メモ: 逃げ道のない言葉  →「俺が生きている間は、絶対にこの敷居をまたがせん…」  繰り返しの苦労話  →「俺が若い頃は…、会社始めた頃は…、米のない時代は…」  (実は)信頼のない言葉  →「お前だけは信頼しているからな…」  100%の要求  →「AのBのCのDまで考えているか…」

 

本当に重要なことは何か?

後継者を見ていると、いろいろと口出しをしたくなる気持ちはわからなくはありません。ただ、事業承継では、大局観が大事です。あまりに細かすぎる指示や、自分の個人的なこだわりに固執したような発言は、結果的に円満な事業承継にはつながりません。常に、「事業承継するに当たって本当に重要なことは何か」ということを自問自答して下さい。その中で、場合によっては廃業する、という選択が全員にとって幸せな結果になる、という結論もあり得ます。

 

「本当に重要なこと」というのは、大局観であるといえます。業種業態によって様々ですが、例えば、自社の事業が事業承継すべき事業かどうか、どの後継者に承継させるべきか、大事な得意先や仕入先、外注先との取引をいかに継続させるか、社内のキーマンである役員や従業員と後継者間の円満な関係をどうやって継続させるか、自社が存続していく上で重要な技術等の流出をいかに防止するか、といったことが挙げられます。

 

周りに流されず、自社にとって、自分にとって、後継者にとって最善の道は何なのか、という問いに愚直に向き合うことが必要です。

 

2018.8.1執筆

(注)執筆当時の法律に基づいて書いていますのでご利用は自己責任でお願いします。

今村 仁

今村 仁

「節税は義務、納税は権利」がモットーです。
自分の半生について、取材を受けました。

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